マフラー、オイルクーラー、オイルフィルター、オイル、クラッチプレート交換

XJR1300の車検が切れてしまった。

と、いうのも、購入時から付いていたJMCA対応のスーパーコンバットツーテールがグラスウールの劣化で100dbをちらちらしていたから、グラスウールの交換か、マフラー自体の交換を迫られてしまった。
実は、エンドパイプに穴を開けて、インナーバッフルを付けるという作戦もあったのだけれど、穴開けたくないから軽いマフラーに交換をします。
今回は00年2月登録の車両なので、99db以下になればOK。

・今回取り付けるもの
STRIKER スーパーストライカーチタン 4192BTT-H(跳ね上げタイプのヒートカラーオプション)
03年式以降のフリクションプレート
ヤフオクで落札した輝きを失ったアールズのラウンドオイルクーラー
デイトナのオイルフィルタ

以下流れ
■マフラー取り外し

ここでは10mmのソケットを使用します。

嗚呼、後ろに見えてるシートが当たって溶けてますね。
汚いエキパイだw

追々書くかもしれないけど、物に寄ってはオイルクーラーの上についてるボルトを外さないと、ソケットが届かない場合が有る。
それと、エクステンションロッドが長すぎるとフェンダーに当たって四苦八苦する。
というかした。長いのと短いのしかなかった。

結局4番のナットは外れたけど、2番3番がオイルホースに阻まれて緩められなかったので、2本のボルトは外した。

あとは各パイプによって取り外し方法は違うと思うけど、スーパーコンバットは、タンデムステップのところのステー、右下の集合から分かれたところの接合部のボルトを外して終わり。
そこからは若干知恵の輪。
知恵の輪解除したければ、レーシングスタンドを使うといいと思う。
センスタ邪魔すぎ。

 


というわけではずれました。
これは後日磨いてドナドナしようかと思います。

 

■クラッチの交換
今回は滑ってるフリクションプレートのみ交換するので、プレートとリングクラッチボスだけ取り寄せました。
滑ってるってことは、スラッジがいっぱい溜まっているだろう…ということで、オイル交換を同時にするためにセンタースタンドを立ててきっちり交換する事にしました。
今回パーツ取り寄せでお世話になったのはCIMA Internationalさん
品番を言えば、純正価格から10%オフで購入できる。
パーツリストも持ってるけど、純正パーツならヤマハの部品検索から調べられる。

※重要
今回は5EAGに、03以降(5UX)で採用された、容量の上がったFJ1300同等品を取り付けています。
言うまでも無く自己責任です(自分で交換してる時点で自己責任だけど)

まずはオイルを抜きましょう。(サイドスタンドで作業するならオイルを抜かなくても大丈夫)
交換中も止めどなく流れてくるので、ある程度抜けたからってドレンパンを外さないように。

どぼー。

適度にしたたるくらいになったら、クラッチカバーを外します。
あ、外す前の写真忘れた。


外した状態。
センスタで作業すると開けたところからオイルが流れ出すので、センスタ作業時は下にオイル受けを用意しましょう。
サイドスタンドだったら多分流れてきません。
クラッチカバーに9本のボルトが使われていますが、長さが違うので、きちんと覚えておくか、組み付けと同じ形で保管しておきましょう。
太さは全部6mmだったはずなので、太さで判断ができません。

カバーはオイルとガスケットで大変なことになってるので、スクレーパーでガスケットをきちんと落とし、パーツクリーナーで洗浄しましょう。
クラッチは洗っちゃダメ。
クラッチ左上の小窓、黒い部分が見えると思いますが、ここは樹脂でできてるので、スクレーパーでこそぎ落とさないように。


ガスケットのカスとかボルトがオイルパンに落ちるのを防ぐため、ウエスを下に詰め、真ん中の5本のボルトを外します。
主に左下が危険。

で、外れたらスプリング(ギザギザの手が切れそうなやつ)と、プレッシャープレート(鍋の蓋みたいなの)を外します。
今回はプレッシャープレートの内側のベアリングを発注し忘れたので、再利用します。
チェックしたけど、たぶん別に問題ないし。


はずしたら、ここのプレートを外していきます。
奥の方は引っ張れないと思うので、外側の隙間から指で引き出してやる。


全部出したら、プレートにオイルを塗って組み付けます。
今回の最大の目玉、5EA系から5UX系になって変わった奥3枚のフリクションプレート。
左が5UX、右上が5EA。
サイズアップと材質が変わっているけど、余裕でボルトオン。


ばらした時と同じ順序で組み付けて、6本のボルト(8Nm)を締めて完了です。
ちなみに、ボルトを締める時にクラッチが動いて上手くいかない場合は、サービスマニュアルにはSSTを使えと書いてあります。
8Nm程度なので、本体を手で押さえてトルクをかけるか、他のボルトにレンチかけて締めるかで対処ができます。

クラッチカバーの9本のボルトは10Nm。


そういえば、ガスケットが5UX以降でメタルに変わっているようです。
5EAの純正パーツで発注したけどメタルできたので、たぶん元の頼りないガスケットは生産中止です。
外したのと違うからって焦らないで!

■オイルフィルタ交換


サービスマニュアルを持っていればわかるのだけれど、クラッチプッシュレバーを外さないとはずれません。
気合い入れたところでダメです。おとなしく外してください。

ユニオンボルト脱着
オイルドレンスクリューを外すとやっぱりオイルが垂れてきます。
5分くらい放置した方がいいかもしれないけど、もうどうせフレームにかかっちゃったので、ユニオンボルト(12mm)を外します。
中のもろもろを出してオイルフィルタだけ入れ替えて、後は逆の順序で組み付けて終了(また撮り忘れた)。
ユニオンボルトは15Nm。

アールズのオイルクーラーは、そのままでは絶対に取り付けられないので、上のステー部分を分離させ、先にフレームに仮付けしてからくっつけます。
また撮り忘れました。


こんな感じで付きます。
ヘットカバー汚いですね!やだはずかしい!


取り出しパーツ(ボルトは10Nm)を付け、そこに手締めしてオイルクーラーは取り付けが終わりです。

 

■マフラー取り付け


こんな感じにエキパイと集合部を仮付けし、エキゾーストガスケットを入れてエンジンに取り付けます。
このときは本当にナットでちょっと止めておく程度にし、集合部とテールパイプ、サイレンサーを組みます。

サイレンサーをバンドでステップに付けたら、各部をきっちり組んでやります。
順序としては
エンジン接合部をちょっとしめる→集合部を揺らす→接合部をしめる→集合部を揺らす
これを繰り返し、フィッティングできそうであれば、集合とテールパイプを揺らしながらサイレンサーのバンドを締めます。
スプリングは左側が潜らないと付けられない場合があるので注意してください。
エキゾーストバンドの締め付けは25Nmです。

で、できあがり写真を撮り忘れました。
ので!撮ってきました。

今回のクラッチ構成表(XLSファイル)
変更したパーツ一覧と、組み付け順を羅列。
5EA系から5UX系に組み替えたい人は参考程度にしてください。

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